【驚愕】寿司屋にサーモンが無い!? その訳とは

 

お好きな方も多いのではないでしょうか。

今週のお題「寿司」

人気ネタの1つである “サーモン” が、いわゆる高級寿司屋と呼ばれる所には無い!?

ということで、その理由を調べてみました。


   
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皆さんの好きなお寿司のネタは、なんですか。

私はサーモン、しめ鯖から始まり、穴子、 イワシなど、挙げ出したらきりがない程好きなお寿司が多いのですが、

そんな私の好きなネタの1つである“サーモン”が、回転寿司店以外ではあまり置いていないみたいなんです。

高級寿司店とは縁のない生活を送っている私は、初めてその話を聞いたときに、とても驚きました。

 

 

サーモンが無い理由

 

それはズバリ、

高級寿司店では、江戸前の天然もの、それも旬の魚介類にこだわるから

これに尽きるようです。

歴史上の観点も踏まえて、もう少し詳しく説明します。

 

 

かつてお寿司といえば、今でいう“押し寿司”のようなものだったと言われています。

それから今日のような、“握り寿司”と呼ばれる形態になったのは江戸時代から。

これを私達は、『江戸前寿司』と呼んでいるのです。

そしてその『江戸前寿司』を提供しているのが、いわゆる高級寿司店と呼ばれるところ。

だからこそ高級寿司店では、昔ながらの伝統に、忠実であることを重要としているのです。

 

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それであるならば、当時の江戸前では“サーモン”というネタが、そもそも存在していなかったことになります。

なぜなのでしょうか。

 

1,寄生虫アニキサスがいるため

サーモンには食中毒を引き起こすアニキサスという寄生虫がついていることがあります。

この寄生虫は、熱処理を加えたり、冷凍したりすることによって死滅するのですが、当時は勿論そのような技術などはありません。

それ故に、生で食することが出来なかった為、寿司ネタになることは無かったと考えられます。

 

2,東京湾近郊では鮭が獲れなかった

江戸前寿司』というのは、その名の通り江戸、現在の東京で栄えたのですが、その漁場であった東京湾では、鮭を獲ることが出来なかったのです。

前述した通り、当時は冷凍技術が無かったことに加え、『江戸前寿司』の真髄である、新鮮なものを調達することが出来ない、という事情もありました。

 

以上の点から、サーモンを提供する事が出来なかったようです。

 

 

まとめ

 

最近では冷凍技術が向上した為、数巡年前から食品を急速冷凍することが出来るようになり、安全なサーモンを美味しく食べれるようになった為、取り扱いを始めたお店もあるのだとか。

しかしまだ、国内で流通しているサーモンのほぼ100%が輸入品であることや、それらが冷凍されて日本に入ってきていることから、今尚サーモンを出さないお店も多いといいます。

いずれにしても、高級寿司店に行った際には、その店で提供されている選りすぐりのネタを、心ゆくまで堪能したいものですね!